健康な食事とは?
ある方から一冊の本を借りました。
「女性のためのナチュラル・ハイジーン」
女性のためのナチュラル・ハイジーン―生理痛から乳ガン・更年期障害まで、「女性の悩み」すべて解消!
- 作者: 松田麻美子
- 出版社/メーカー: グスコー出版
- 発売日: 2007/10/20
- メディア: 単行本
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※この記事は決して著書を勧めているわけでもナチュラル志向を推しているわけでも批判しているわけでもありません
妊婦としてはやはり子どもが第一なので、いろんな本を読んでいます。ごはんの本が多いですね。和食、塩、朝食の本…。読んでて楽しくなる大好きな本は飯島奈美さんの本!食欲をそそります!
- 作者: 飯島奈美
- 出版社/メーカー: 池田書店
- 発売日: 2008/11/15
- メディア: ペーパーバック
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- 作者: 飯島奈美,安倍夜郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: コミック
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さて冒頭の本は、女性特有の身体の不調を治す食生活の大切さについて書かれているものです。 推奨食材と非推奨食材が明確です。
◯推奨食材 豆類、種子類、木の実、全穀類 果物、野菜、スプラウト系
◯非推奨食材 乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト、卵など)、動物性の食材(肉、魚全般)、塩、油
ざっくりとですが、上記のような食べて良いものとやめた方が良いものに分け、数値や経験談などを交えて綴られていました。終わりの方には特製レシピも載っていて、ナチュラル・ハイジーンの食生活を始めてみようかなという方に優しい内容となっています。
読んでみての感想ですが、賛否両論ある分野だなというのがまず思ったこと。
なにせ小さい頃からの給食メニュー、入院中のごはん、妊婦になってからは母親教室や助産師さん、栄養士さんからのおすすめ献立、で言われていることとは全く違うので、本を読んでさっそくやってみるかとはならなかったのが正直なところ…。
どうしてここまで常識を覆す自体となったのでしょうか?
そもそも常識とは小さいモノサシの考えなので、必ず正しくはないと認識していますが、それにしても「食べること」ひとつとってもこんなに悩んだ十月十日はありません。
自分の身ひとつなら果物と野菜とナッツだけのごはんにしてみようかなぁと気軽にトライできますが、今 これから授乳も始まるという時期に、凄まじい本を読んでしまって少し後悔しています。
決して内容が悪いわけではありません! むしろ、薬に頼るよりも まずは食生活を見直してからでも遅くはないですので、体調改善に向けてやってみて損はない考え方だと思います。
後悔しているのは、なんでしょうね。
もし、もし肉や魚を食べることが身体に完全に毒であったとしたら、妊娠期間中のほとんどが取り返しのつかないことに思えてしまうから、という気持ちになるからでしょうか。罪のない我が子に毒をせっせと与え続けていたことになりますから。
妊娠生活の指導で必ずあるのは「食事について」。よく見る三角錐の図とともに、妊娠初期はどのくらい、後期はどのくらい、何の栄養素を特に多く摂りましょうの図が出てきます。
肉も魚も牛乳もチーズも出てきます。 果物は糖類を含んでいるのでほどほどに、とまで言われます。検診で血糖値が上がるのを抑えるために果物は摂らず、朝食も抜き…そんなお母さんも多いのではないでしょうか。
ですが冒頭の本では、果物こそ好きなだけ食べて良い完全フードの扱いに書かれています。朝は果物だけ摂るのが望ましいとも。
混乱の極みです。 新しいことを知る喜びより、知ってしまった後悔とやりきれない気持ち、選択の多さ、食べることへの恐怖が強くなりました。
妊娠期間中に1度、何を食べても美味しくない(添加物、農薬、日本人には合わないといった食材全般への恐怖、加熱調理の無意味、電磁調理器の危険性)、買い物への罪悪感、調理の意欲低下、食べたら毒だという摂取への抵抗、という時期がありました。
こういう食事をしているよとの雑談から、あれは危険でこれは良くないよといった指摘をことごとく受けたのがきっかけでした。
そういう病気もあるみたいですね。 健康を追求しすぎて逆に不健康になるケースが。 情報をうのみにはしていませんが、取捨選択に疲弊して上記の症状に悩まされました。オットには言っていませんが。
後期の今は、そんな気にしなくても産み育てている女性はたくさんいることも知っていますし、恐怖で食べられなかった時期は繰り返すまいと強い気持ちで行こうとしています。 でも、やっぱり知ってしまうとごはんを食べることに抵抗を感じてしまう自分がいます。
優柔不断なのでしょうが、あらゆる考え方ひとつひとつの強い主張が頭を駆け巡って疲れました。
頭を冷やしたいと思います。
ぺこもぐ